
館女の女性学

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「女性学」で身につける知識と力

●伝統的知識と現代的知識
館女の3年間で、みなさんに身に付けてほしい知識は大きく2つに分けられます。1つは、カリキュラムに編成されている国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術、英語、家庭などの各教科の知識です。これらを「伝統的知識」といいます。もう1つは、これからの社会を生きていくために必要なグローバルリテラシー、情報リテラシー、環境リテラシーなどです。このような知識を「現代的知識」といいます。
館女の「総合的な探究の時間」のテーマは「女性の生き方探究」です。主に、この「女性の生き方探究」において、様々なグローバルスタンダード(世界的に共通な基準)について知り、国際情勢や環境に関する様々な課題についてとらえ、解決について考えることで「現代的知識」を身に付けていきます。
●自分で考える力・自分で決める力・表現する力
身に付けた「伝統的知識」と「現代的知識」を生かして、身近な課題や社会的な課題を見つけ、解決するためにはどうしたらよいかを考え、具体的な解決策を提案できる力を身に付けていきます。そのためには、解決するために必要な情報を取捨選択して集め、分析し、解決に向けた道筋を考えていきます。その際、自分の意見を述べたり、他の人の意見を聴いたりする中で、再度自分の考えをまとめ直したりすることを繰り返します。このプロセスにおいて、論理的に考える力や、他者と対話する力を身に付けていきます。
●自分から学ぶ力・回復する力
身に付けた「伝統的知識」と「現代的知識」を生かして、どのように他者・社会・世界と関わり、どのように生きていくのかを考え、主体的に学んでいく姿勢とともに、困難な状況にあっても、そこから回復する力(レジリエンス)を身に付けていきます。
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