館林女子高校
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2学期始業式が行われました。(2016年08月29日)

8月29日(月)、2学期始業式が行われました。また、式に先立ち、ボート部、吹奏楽部、マンドリン・ギター部・水泳部の表彰状伝達式およびボート部の岩手国体壮行会が行われました。




■学校長「式辞」

夏休みは、貴重な、新しい体験を積めたでしょうか? 1学期の終業式に、脳を活性化する秘訣は新しいことをすること、とお話ししましたが、脳を本当に活性化するためには、他にも、重要な要素があると思っています。

そのひとつは、おだやかな心です。心が穏やかでないと、脳が働き難くなります。こころが穏やかでないとき、つまり、悩み事や心配事があるときは、脳が働かなくなるでしょう。怒りや不満があると、つまり心が何かに囚われると、エネルギーが正しい思考に使われにくくなってしまうでしょう。
こころが脳を支配しているのであれば、その心が安定して、冷静でいることが重要になるのは当然でしょう。

本校の生徒は、穏やかな心の生徒が多いと思います。それが、館女の素晴らしさと感じています。しかし、中には心をいつも穏やかに保つことが、簡単ではない人もいるかもしれません。心が変わりやすいもの、というのは今に始まったことではありません。昔から、自分の心がつかみにくいと思うひとは多かったのです。ころころ変わるもの、だから、コロコロのロを取って、こころ、という説があるくらいです。

心が安定しているかどうかは、自分を見つめるもう一つの心を持つかどうかであると、私は思います。 自分で自分の心が思うようにならないと思う時、自分の心を客観的に見ているもう一人の自分がいます。自分の心を見つめている自分、それが本当の自分、ということになります。

整理してみますと、私たちの体に指令を送っているのは脳です。そして、脳を支配しているのが心です。そして、こころを支配しているのが自分ということになります。

一例をあげますと、今、今日は家に帰って、勉強しようと心が思っています。でも、夜になると、ごろっと横になって、テレビを見ている自分がいます。心は楽しいと思っています。そして、ふと、そういう自分を見つめて、「これではいけない」と思う自分が現れる訳です。それが本当の自分ということになります。現代社会では、自分の心を操れない人が増えているようです。

心はコロコロ変わりますから、あまり信じられません。でも、心を見つめている心は簡単には変わりません。ですから、それが、その人の生き方を左右するものになります。

学習合宿に参加した生徒の中に、自分を変えたい、と思い参加した生徒がいることを聞きました。自分を変えたい、という思い自体が大変重要なここと思います。恐らく、自分を変えたい、と思った瞬間に、自分は変わり始めていると思います。なぜなら、自分を変えたいと思っているのは、自分のこころを見つめている本当の自分だからです。

2学期は各学年の中で最も長く、中心となる学期です。皆さんにとって、この2学期が、穏やかな心で、新しいことを楽しむ4ヶ月間になりますよう願いまして、2学期始業式の式辞とします。

平成28年8月29日
群馬県立館林女子高等学校
校長 金子 弘幸



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